KIRARAの好きなアーティストさんのライブレポや日常を写真と共にお伝えしています。
2日(日)はパークスシネマにシネマ歌舞伎を観に行きました。
何と
プレミアムシートでした♪(豪華な座席)
演目は「人情噺文七元結」(にんじょうばなしぶんしちもっとい)。
シネマ歌舞伎とは何ぞや?
この言葉を新聞で見た時、想像が出来ませんでした。
歌舞伎の演目を題材にした映画なんかなぁ…と思っていました。
シネマ歌舞伎とは
「歌舞伎の舞台公演をHD高性能カメラで撮影しスクリーンで上映するという、
松竹が開発した映画とは全く異なる新しい映像作品」
なのだそうです。(映画パンフレットより)
歌舞伎は若い時に好きでよく通っておりました(^^)
きっかけは玉三郎目当(笑)
とても難しい世界だと思っていましたが
それは誤解で、本当はとても身近な世界です。
日本人がとても大切にしたいものがそこにはあります。
で、シネマ歌舞伎ですが
主演に中村勘三郎
監督に山田洋次
これは面白いに違いない!と観に行きました
勘三郎さん…
もうねぇ…さすがです!上手いわ
ほんまねぇ…やられました(><)
始めから笑い泣き通しでした(;;)
あらすじは…(ここからネタバレです)
「人情噺文七元結」は名人三遊亭円朝が口演した人情噺を元に
榎戸賢治が脚色し、明治35年に歌舞伎座で五世尾上菊五郎が初演した
笑いあり、涙ありの人情劇です。
元は腕の良い左官屋の長兵衛(中村勘三郎)が
バクチにうつつを抜かし
借金だらけで年も越せない状態。
ある夜もバクチに負けて着物も取られて裸同然で帰って来ると
女房のお兼が灯かりもつけずに部屋で放心しております。
問い詰めると娘のお久が昨夜から帰って来ないと言う。
すったもんだしていると吉原(今でいう風俗街)から使いが来て
娘さんのお久さんは吉原角海老で預かっていますので来て下さいとの事。
奥さんの着物を借りて吉原角海老に行ってみると
娘のお久(17歳)が部屋の隅で小さくなっている。
親に心配かけやがって!としかりつけていると
角海老の女房お駒(中村 芝翫)が間に入り。
お久ちゃんは、長兵衛の借金のせいで
毎日お父さんとお母さんと喧嘩で
年も越せない状態で、
それを案じたお久は自分の身を売って
そのお金でお父さんに借金を返してもらって
お母さんと仲良くして欲しいとウチに来たんだよ。
と長兵衛を諭します。
事実を知ってショックを受ける長兵衛。
自分の借金の為に身を売るという娘に頭が上がらない。
角海老の女房お駒がお久の健気な気持ちに心を打たれて
長兵衛に50両貸してあげるのでそれで借金を返しなさい。
来年の大晦日まで返済は待ってあげるし
お久もお店には出さないので
これからは性根を入れ替えて一生懸命働くのだよ。
と言うと
長兵衛も反省し我が身を恥じ、
これからは性根を入れ替えて一生懸命働いて
1日も早く50両というお金を返して娘を迎えに来ると約束して角海老を後にします。
長兵衛が大川端に差し掛かると1人の青年が川へ身を投げようとしています。
あわてて身投げを止めるものの男は「死なせて下さい」の一点張り。
訳を話してごらんと話を聞くと自分は和泉屋というお店の手代(店員)文七という者で
出入りの屋敷に集金に行ったもののスリに遭い。
集金したお金を取られて、このままでは店に帰れないので
身を投げてお詫びをしようとしていた所だと言う。
その額は50両。
文七は幼くして両親を亡くし、兄弟も親戚もいないと言う。
話を聞いて同情した長兵衛は悩み抜いた末
事もあろうに自分の娘が身を売って作ったお金50両を
文七にやってしまおうとする。
そんなお金はもらえないと遠慮する文七に
「この金があったらお前は死なずに済むんだろう!」
と文七に50両を投げつけてその場を去ってしまう。
このお芝居の一番の見どころです。
………
あ~あ…
このおっさん、バクチまみれな上に
自分の娘が身を売って作ったお金を初対面の男にやってしまったよ…
さてさて…
この続きはどうなるんでしょうねぇ…
観てると自然とスクリーンに吸い込まれて
笑いあり、涙ありで、日本人が大事にしたい心がありました。
映画用にセリフも一部書き換えたそうです。
とても分りやすくて、小学生でも分るように作ってあります。
さすが山田洋次監督だと思いました。
山田洋次はいう
「円朝はまさしく天才だが、その天才の数ある傑作のなかでも
『文七元結』のストーリーは群を抜いて素晴らしく、
神の業かと思うくらい感心させられる。
最近の芝居や映画は、物語とは云えないささやかで日常的な身辺の出来事を淡々と描いたものが流行のようだが、
それが現代だというような大それたことではなくて、
単に力強い物語を構成する力が作り手に欠けているだけのことなのではないだろうか。
『文七元結』のような古典から、ぼくたち映画や演劇の作り手が学ぶ事は多い」
(映画パンフレットより)
とても良い映画、
いえ「シネマ歌舞伎」観ました(^^)
横を見ると娘も泣いたり、笑ったり感動した様子でした。
この映画で泣ける子に育ってくれて良かったと思った1日でした。
次回は「『連獅子/らくだ』豪華二本立!」だそうです。
詳しくはシネマ歌舞伎のHPで♪
お正月上映だそうで、それにふさわしい目出度い連獅子です。
親獅子の精に 中村 勘三郎
子獅子の精…に中村 勘太郎 と中村 七之助
勘太郎と七之助は勘三郎の息子さんです(^^)
2007年10月に新橋演舞場でこ親子連獅子共演があり話題になりました。
観たかった~
その観たかった公演が「シネマ歌舞伎」になるので楽しみです
アニメに続いて海外でも話題になるといいなぁ~
「シネマ歌舞伎」
何と
プレミアムシートでした♪(豪華な座席)
演目は「人情噺文七元結」(にんじょうばなしぶんしちもっとい)。
シネマ歌舞伎とは何ぞや?
この言葉を新聞で見た時、想像が出来ませんでした。
歌舞伎の演目を題材にした映画なんかなぁ…と思っていました。
シネマ歌舞伎とは
「歌舞伎の舞台公演をHD高性能カメラで撮影しスクリーンで上映するという、
松竹が開発した映画とは全く異なる新しい映像作品」
なのだそうです。(映画パンフレットより)
歌舞伎は若い時に好きでよく通っておりました(^^)
きっかけは玉三郎目当(笑)
とても難しい世界だと思っていましたが
それは誤解で、本当はとても身近な世界です。
日本人がとても大切にしたいものがそこにはあります。
で、シネマ歌舞伎ですが
主演に中村勘三郎
監督に山田洋次
これは面白いに違いない!と観に行きました
勘三郎さん…
もうねぇ…さすがです!上手いわ
ほんまねぇ…やられました(><)
始めから笑い泣き通しでした(;;)
あらすじは…(ここからネタバレです)
「人情噺文七元結」は名人三遊亭円朝が口演した人情噺を元に
榎戸賢治が脚色し、明治35年に歌舞伎座で五世尾上菊五郎が初演した
笑いあり、涙ありの人情劇です。
元は腕の良い左官屋の長兵衛(中村勘三郎)が
バクチにうつつを抜かし
借金だらけで年も越せない状態。
ある夜もバクチに負けて着物も取られて裸同然で帰って来ると
女房のお兼が灯かりもつけずに部屋で放心しております。
問い詰めると娘のお久が昨夜から帰って来ないと言う。
すったもんだしていると吉原(今でいう風俗街)から使いが来て
娘さんのお久さんは吉原角海老で預かっていますので来て下さいとの事。
奥さんの着物を借りて吉原角海老に行ってみると
娘のお久(17歳)が部屋の隅で小さくなっている。
親に心配かけやがって!としかりつけていると
角海老の女房お駒(中村 芝翫)が間に入り。
お久ちゃんは、長兵衛の借金のせいで
毎日お父さんとお母さんと喧嘩で
年も越せない状態で、
それを案じたお久は自分の身を売って
そのお金でお父さんに借金を返してもらって
お母さんと仲良くして欲しいとウチに来たんだよ。
と長兵衛を諭します。
事実を知ってショックを受ける長兵衛。
自分の借金の為に身を売るという娘に頭が上がらない。
角海老の女房お駒がお久の健気な気持ちに心を打たれて
長兵衛に50両貸してあげるのでそれで借金を返しなさい。
来年の大晦日まで返済は待ってあげるし
お久もお店には出さないので
これからは性根を入れ替えて一生懸命働くのだよ。
と言うと
長兵衛も反省し我が身を恥じ、
これからは性根を入れ替えて一生懸命働いて
1日も早く50両というお金を返して娘を迎えに来ると約束して角海老を後にします。
長兵衛が大川端に差し掛かると1人の青年が川へ身を投げようとしています。
あわてて身投げを止めるものの男は「死なせて下さい」の一点張り。
訳を話してごらんと話を聞くと自分は和泉屋というお店の手代(店員)文七という者で
出入りの屋敷に集金に行ったもののスリに遭い。
集金したお金を取られて、このままでは店に帰れないので
身を投げてお詫びをしようとしていた所だと言う。
その額は50両。
文七は幼くして両親を亡くし、兄弟も親戚もいないと言う。
話を聞いて同情した長兵衛は悩み抜いた末
事もあろうに自分の娘が身を売って作ったお金50両を
文七にやってしまおうとする。
そんなお金はもらえないと遠慮する文七に
「この金があったらお前は死なずに済むんだろう!」
と文七に50両を投げつけてその場を去ってしまう。
このお芝居の一番の見どころです。
………
あ~あ…
このおっさん、バクチまみれな上に
自分の娘が身を売って作ったお金を初対面の男にやってしまったよ…
さてさて…
この続きはどうなるんでしょうねぇ…
観てると自然とスクリーンに吸い込まれて
笑いあり、涙ありで、日本人が大事にしたい心がありました。
映画用にセリフも一部書き換えたそうです。
とても分りやすくて、小学生でも分るように作ってあります。
さすが山田洋次監督だと思いました。
山田洋次はいう
「円朝はまさしく天才だが、その天才の数ある傑作のなかでも
『文七元結』のストーリーは群を抜いて素晴らしく、
神の業かと思うくらい感心させられる。
最近の芝居や映画は、物語とは云えないささやかで日常的な身辺の出来事を淡々と描いたものが流行のようだが、
それが現代だというような大それたことではなくて、
単に力強い物語を構成する力が作り手に欠けているだけのことなのではないだろうか。
『文七元結』のような古典から、ぼくたち映画や演劇の作り手が学ぶ事は多い」
(映画パンフレットより)
とても良い映画、
いえ「シネマ歌舞伎」観ました(^^)
横を見ると娘も泣いたり、笑ったり感動した様子でした。
この映画で泣ける子に育ってくれて良かったと思った1日でした。
次回は「『連獅子/らくだ』豪華二本立!」だそうです。
詳しくはシネマ歌舞伎のHPで♪
お正月上映だそうで、それにふさわしい目出度い連獅子です。
親獅子の精に 中村 勘三郎
子獅子の精…に中村 勘太郎 と中村 七之助
勘太郎と七之助は勘三郎の息子さんです(^^)
2007年10月に新橋演舞場でこ親子連獅子共演があり話題になりました。
観たかった~
その観たかった公演が「シネマ歌舞伎」になるので楽しみです
アニメに続いて海外でも話題になるといいなぁ~
「シネマ歌舞伎」
Comment
カレンダー
カテゴリー
プロフィール
HN:
KIRARA
性別:
女性
趣味:
音楽・映画鑑賞
自己紹介:
関西を中心に活動中のピアノ弾き語りシンガーソングライター税理士ミュージシャン「ゆしん」のライブレポを中心にお届けしています♪追っかけ人生、満喫中♪
生息地:大阪
生息地:大阪
アーカイブ
最新記事
(11/13)
(05/20)
(03/02)
(02/18)
(01/20)
ブログ内検索
フリーエリア
最新TB
アクセス解析
アクセス解析